駅前再整備エリア概念図 ※1
駅前再整備エリア概念図 ※1
FUTURE
より美しく、より心地よく。
神戸駅前の未来像に迫る。
現在、JR「神戸」駅前では
大規模な再整備プロジェクトが進められています。
この設計業務を担う株式会社E-DESIGNの
代表取締役・クリエイティブディレクターである
長濱伸貴氏に、神戸駅前の未来像について伺いました。
LANDSCAPE DESIGNER
長濱 伸貴 氏
株式会社 E-DESIGN 代表取締役・クリエイティブディレクター
神戸芸術工科大学 建築・環境デザイン学科 教授
https://env.kobe-du.ac.jp/staff/nagahama/
INTERVIEW 01
まずは、本プロジェクトが目指す
全体構想について教えてください。
近年、神戸市は都市空間の再編に積極的に取り組んでいます。官民一体となって、神戸の玄関口にふさわしい都市空間づくりを目指す都心・三宮の再整備、賑わいと憩いを創出する屋外広場「三宮プラッツ」、「サンキタ広場」や「KOBEパークレット」はその代表例といえる取組みです。これらが目指しているのは「ウォーカブルなまちづくり」。従来の「車中心」という考え方を脱し、「人中心」という考えのもとで都市を再設計し、居心地が良く歩きたくなるまちづくりを推進しています。JR「神戸」駅前広場を再整備するという本プロジェクトもこうした流れを汲んで始動したもので、心地よく歩きながら豊かな触れあいを育めるまちづくりを目指しています。
駅舎を生かした風格ある広場景観(image CG:神戸市提供)※2
駅舎を生かした風格ある広場景観(image CG:神戸市提供)※2
駅中央口からの眺望(image CG:神戸市提供)※3
駅中央口からの眺望(image CG:神戸市提供)※3
INTERVIEW 01
「ウォーカブルなまちづくり」により、
都市にはどのような変化が生まれるのでしょうか?
この考え方はコペンハーゲンで発祥したものですが、街の中心部を「人中心」にすると、新たな賑わいが創出されたと実証されています。車などに乗っていると、ただ通り過ぎるだけになってしまいますが、歩いていると新しい出逢いや気づきがあります。たとえば、フードトラックでランチを買ったり、コーヒー片手にベンチに腰掛けて友人とおしゃべりしたりと、まちに豊かな余白が生まれるわけです。本プロジェクトにより整備する広場でも、そのような光景が織りなされればと考えています。
周辺への回遊拠点としての機能整備(image CG:神戸市提供)※2
周辺への回遊拠点としての機能整備(image CG:神戸市提供)※2
コペンハーゲンの街並み
コペンハーゲンの街並み
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INTERVIEW 03
本プロジェクトの設計コンセプトについて
教えてください。
「神戸」駅は150年以上前に鉄道が敷かれた、いわば「神戸のはじまりの地」です。また、駅北側には明治5年に創建された「湊川神社」もあり、深い由緒が息づく場所でもあります。このことを意識して「歴史の継承」を一つのキーワードとして設定しました。具体的な施策としては、六甲山を背景とした大倉山公園(旧大倉財閥別荘地)から湊川神社に続く緑、門前エリアと駅前エリア、ハーバーランドを単なる「駅前広場」ではなく「神戸“湊”劇場」として繋ぎ直すことを目指しています。
大屋根軒下から湊川神社方面の眺望(image CG:神戸市提供)※3
大屋根軒下から湊川神社方面の眺望(image CG:神戸市提供)※3
長濱 伸貴 氏
また、「居心地の良い空間」も、もう一つのキーワードとして大切にしています。広場中心部の「大屋根」は大胆に波打った形状が特徴ですが、これはただデザイン上のアクセントとしてだけでなく、風や光がどのように入ってくるのかという「環境シミュレーション」の結果を反映したものです。夏は日差しをカットして、冬は日差しを入れる。そして神戸特有の季節風を上手く流し、夏場に涼しい「クールスポット」を提供できるようにしています。
湊川神社方面からの眺望(image CG:神戸市提供)※3
湊川神社方面からの眺望(image CG:神戸市提供)※3
INTERVIEW 04
大屋根は軒裏に木材を採用している
ところも印象的です。
鉄やコンクリートではなく、ぬくもり豊かな木を用いることで湊川神社につながる「新たな鎮守の杜」のような雰囲気を醸成できたらと考えています。また、夜には大屋根をライトアップさせて、街を美しくともす「行灯」のような存在になればと思っています。
長濱 伸貴 氏
大屋根の内部空間(image CG:神戸市提供)※3
大屋根の内部空間(image CG:神戸市提供)※3
長濱 伸貴 氏
INTERVIEW 05
大きく生まれ変わる神戸駅前では、「Brillia Tower 神戸駅前」という
新たなタワーマンションの建築も推進されています。
この計画についてどのようなことを期待されますか?
「神戸」駅前は交通の結節点として非常に便利でありながら、「三ノ宮」や「元町」とはひと味違った落ち着いた雰囲気が息づいている場所です。これからの時代、こういう場所の価値があらためて見直されていくのではないかと個人的に考えています。ですので、このタワーマンションに住まう人々というのは「本質的な暮らしの豊かさを求める感度の高い人々」なのではないでしょうか。そのような人々が広場に集い、魅力あるまちづくりを共に手掛けていってもらえればうれしいですね。
駅前再整備エリア概念図 ※1
駅前再整備エリア概念図 ※1
外観完成予想CG
外観完成予想CG
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